歴史
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄分割民営化に伴い区間は新たに発足した西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継された。同年8月、JR西日本は大阪-新三田間の愛称を公募し、「北阪神線」が1位となったが、採用されたのは「JR宝塚線」であった。運用開始前に沿線自治体の要望で対象区間が篠山口まで広げられ、1988年(昭和63年)3月13日に愛称の使用が始まった。同日、大阪-篠山口間で座席定員制の通勤列車「ほくせつライナー」が1往復の運転を始め、2002年(平成14年)10月5日に特急「北近畿」の増発に置き換えられる形で廃止された。
区間内の設備整備の多くは愛称制定より前に進んでいた。複線化は1934年(昭和9年)に尼崎-塚口間で始まり、1979~1980年(昭和54~55年)にかけて宝塚まで段階的に延びた。電化も同じ区間で1956年(昭和31年)11月19日に尼崎-塚口間から始まり、1981年(昭和56年)3月31日に宝塚まで達した。1986年(昭和61年)8月1日には名塩トンネル(全長2,970 m)を含む新線への切替により宝塚-三田間が複線化され、経路が約1.8 km短縮された。同年10月15日に三田-新三田間も複線化され、11月1日には電化区間が福知山まで達して全線の電化が完了し、篠山口までの区間も電化区間に含まれた。篠山口までの複線化はさらに段階を経て、1996年(平成8年)12月1日に広野-古市間、1997年(平成9年)3月8日に残る区間が複線化され、同日JR東西線経由で片町線(学研都市線)への直通運転も始まった。同年9月1日には篠山口・新三田発着の普通列車が終日大阪方面のJR京都線へ直通するようになり、早朝・深夜に大阪駅を発着する一部列車を除き、塚本駅にも停車するようになった。
2000年(平成12年)3月11日には大阪-福知山間を結ぶ「丹波路快速」の運転が始まった。2005年(平成17年)4月25日には尼崎-塚口間で快速列車が脱線して建物に衝突する事故が起き、107人の乗客が死亡、尼崎-宝塚間が不通となった。同年6月19日に運転を再開し、同日尼崎-新三田間でATS-Pの使用も始まった。2018年(平成30年)3月17日には尼崎から篠山口までの全駅で駅ナンバーが導入され、2020年(令和2年)3月14日には大阪-篠山口間で「区間快速」の運転が始まった。2025年(令和7年)4月1日には尼崎-新三田間が電車特定区間に加えられた。現在、JR宝塚線の列車はすべて尼崎からJR神戸線経由で大阪方面へ、またはJR東西線経由で学研都市線方面へ直通している。
この路線の駅
本マップの時刻表データに基づく全21駅(路線順)。各駅を選ぶとその駅のページを開けます。
- 尼崎Amagasaki (JR West)
- 塚口Tsukaguchi (JR West)
- 猪名寺Inadera
- 伊丹Itami (JR West)
- 北伊丹Kita-Itami
- 川西池田Kawanishi-Ikeda
- 中山寺Nakayamadera
- 宝塚Takarazuka
- 生瀬Namaze
- 西宮名塩Nishinomiya-Najio
- 武田尾Takedao
- 道場Dojo
- 三田Sanda
- 新三田Shin-Sanda
- 広野Hirono (Hyogo)
- 相野Aino (Hyogo)
- 藍本Aimoto (Hyogo)
- 草野Kusano (Hyogo)
- 古市Furuichi (Hyogo)
- 南矢代Minamiyashiro
- 篠山口Sasayamaguchi
年表
- 195611月19日、後にJR宝塚線区間の起点側となる尼崎-塚口間が電化された。
- 19813月31日、電化区間が宝塚まで延びた。同区間の複線化は1979~1980年にかけて段階的に完成していた。
- 19868月1日、全長2,970 mの名塩トンネルを含む新線切替により宝塚-三田間が複線化され、経路が約1.8 km短縮された。10月15日、三田-新三田間も複線化。11月1日、電化区間が福知山まで達して全線の電化が完了し、篠山口までの区間もこれに含まれた。
- 19874月1日、国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)が区間を承継。同年8月、JR西日本が大阪-新三田間の愛称を公募し「北阪神線」が1位となった。
- 19883月13日、公募結果とは異なり「JR宝塚線」が採用され、地元自治体の要望で対象区間は大阪-篠山口間に広げられた。同日、座席定員制の通勤列車「ほくせつライナー」が大阪-篠山口間で1往復の運転を開始した。
- 199612月1日、広野-古市間が複線化された。
- 19973月8日、残る新三田-広野間・古市-篠山口間が複線化されて篠山口までの複線化が完成し、同日JR東西線経由で片町線(学研都市線)への直通運転も始まった。9月1日、篠山口・新三田発着の普通列車が終日大阪方面のJR京都線へ直通するようになり、早朝・深夜に大阪駅を発着する一部列車を除き、塚本駅にも停車するようになった。
- 20003月11日、大阪-福知山間を結ぶ「丹波路快速」の運転が始まった。
- 200210月5日、「ほくせつライナー」が特急「北近畿」の増発に置き換えられる形で廃止された。
- 20054月25日、尼崎-塚口間で快速列車が脱線して建物に衝突する事故が起き、107人の乗客が死亡、尼崎-宝塚間が不通となった。
- 20056月19日、尼崎-宝塚間の運転が再開され、同日尼崎-新三田間でATS-Pの使用も始まった。
- 20183月17日、尼崎から篠山口までの全駅で駅ナンバーが導入・使用開始された。
- 20203月14日、大阪-篠山口間で「区間快速」の運転が始まった。
- 20254月1日、尼崎-新三田間が電車特定区間に加えられた。
出典
事実確認日:2026年9月11日